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コミック・クリエイター別:た行8
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コミック・クリエイター別:た行8
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コミック・クリエイター別:た行8
手塚治虫:アドルフに告ぐ
手塚治虫:海のトリトン
手塚治虫:ジャングル大帝
手塚治虫:鉄腕アトム
手塚治虫:どろろ
手塚治虫:ドン・ドラキュラ
手塚治虫:七色いんこ
手塚治虫:陽だまりの樹
手塚治虫:ビッグX
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PLUTO 6 [別冊冊子付き豪華版]―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (6) (ビッグコミックススペシャル)


浦沢直樹 手塚治虫 長崎尚志
¥ 1,500 通常24時間以内に発送
★★★★★

PLUTO 6 [別冊冊子...
ストーリーの構成力もさることながら(尻すぼみにならないことを祈るが)、浦沢直樹の表現・演出の手腕を大いに感じることができる話の内容は緊張感があり大きく動く話は先が気になる展開真実も垣間見えてき、相変わらず飽きがこないPlutoの正体を、ついにゲジビトが明かすのか?! とまあ、詳しい内容は、読んでいただくとして。。。 1巻から、ずっと読んでいますが、原作への思い入れが特別に強い人には、 この作品はどうかと思うかもしれません。 ただ、子供の頃に原作を読んで心がきらきらと煌めき、そして今 大人になった人たちに、 この作品のテイストはとても良いと思います。 多分この作品は、いろんな人生経験をした大人のためのPluto。 お子さんには、多分作品の奥に秘めたモノが、きっと味わえず、 作品のうわべだけしか味わえないかもしれませんが、 とりあえず豪華版で買っておいて、暫く時を置いてから もう一度 読み返してみると、きっと新しい発見(というか読後感)があると思います。 私は浦沢さん信者ではありませんが、それでもこの作品は大変良くできていると思います。 あなたの書棚に、是非。 傑作と呼ばれる本は...

PLUTO 5―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ッグコミックス)


浦沢直樹 手塚治虫
¥ 550 通常4〜5日以内に発送
★★★★★

PLUTO 5―鉄腕アトム...
Plutoといえば、地上最強のスパルタンなロボット。アトムといえば科学の子。 その漫画を愛する浦沢直樹ならではの心理ミステリー。 究極のロボットは感情をもつか、人間の心理を解析しつくして、目覚めさせる鍵が、ある特定の感情なのか。 イクサをするプログラムを組み込まれたイプシロンが、Monsterのあのキーマンにあてがわれているところもいい。 アトムの眠りをさますのが、どんな感情になるのか、楽しみに待ちましょう。 最後にある、あとがきも味のある考察を見せてくれる。 すばらしい名作。 あといくつ、楽しませてくれるのだろう。悲しみを理解し、それがなければこんな思いをすることはないのに…と 思考するロボット。それはもうすでにただの機械ではなく<生き物>だ。 人と作られたモノ・ロボットの境界線は、この作品の中ですでにカオスである。 その事に気付きはじめた人やロボット達…。 派手なロボット達の戦いの裏側で、その問題にどういう落とし所を 見つけるのか、どう読ませてくれるのか、熟練の作者の手腕に期待している。 アトムが目覚めたとき、物語は一気に終結に向かうのだろうか。原作アトムの地上最大のロボットは、...

PLUTO 4 ―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)


浦沢直樹 手塚治虫 手塚真
¥ 550 通常24時間以内に発送
★★★★★

PLUTO 4 ―鉄腕アト...
お茶の水博士が修理するロボット、あの手塚先生から名前をもらった工学者さんの開発した、犬型ロボットです。 究極のロボットがどこに行き着くのか。 浦沢ワールドでは、人間と同じ感情をもった、不完全な、そして予測のできない、人間の隣人となるようです。 名作漫画として完成していく事は確信しますが、展開は読めません。 次回が楽しみ。 天馬博士がなんとなく碇ゲンドウの雰囲気を漂わせているような。 時代の流れを感じさせてくれるPluto。 あとがきは西原式、んん、何というべか。 メトロポリスに行きつくのか。初めに言っておくと私はアトムを見ていた世代でもなく、手塚治先生の作品で読んだことがあるのはブラックジャックくらいですブラックジャックは面白かったけどやっぱり年代を感じずにはいられませんでしたではこのPLUTOはどうかというと、全然それを感じさせないのだ手塚先生の世代を越えたメッセージを浦沢直樹先生という奇才が自分の持ち味を活かしつつキチンと一つの完成品としてリメイクされているとても面白く良くできた作品だと思います 『営業ものがたり』で浦沢をコケにしまくっている西原が、本巻の「あとがき」を「描」いて...

PLUTO (1)


浦沢直樹 手塚治虫 手塚真
¥ 550 通常24時間以内に発送
★★★★★

PLUTO (1)
1巻読んだらいますぐに続きが読みたくなり2、3、4、5巻と買いました。超おもしれェ!!!!! Monster・20世紀少年と長編ミステリーではことごとく読者を裏切ってきた浦沢直樹ですが 今回は漫画の神様と謳われた手塚治虫の、しかも代表作のリメイクとあってそれなりの威信もかけて描いていると信じています。今回は名作の「匂い」だけ感じさせてほっぽり投げないで下さいね。 内容としてはSFサスペンス物ですが、世界観は充分練られていると思います。さらに得意の心理描写と意味深な伏線で、特にドタバタがなくても物語に一気に引き込まれます。 ただ残念なことにロボットがダサい。これは個人の趣味にもよると思いますが近年のSF作品と比べると圧倒的にダサいです。 せっかくのSFなんだからもうちょっと他の人の描くロボット参考にして考えたほうがよかたんじゃないですか、浦沢さん!!今さらながら、気まぐれで買った「PLUTO」。 一読した時は、「まあ、良くも悪くも浦沢直樹だね」としたり顔でうなずいたりしたものですが。 二回目。 なんで二回目なのかは今だわかりませんが。 ノース2号。 号泣です。嗚咽つきです。 あ...

ブッダ全12巻漫画文庫


手塚治虫
¥ 6,108 通常24時間以内に発送
★★★★★

ブッダ全12巻漫画文庫
「なぜ人は生きるのか」という疑問を10代から抱き、釈迦の教えにたどり着いたのはまだ最近。釈迦をここまでキュートな王子に描けるのは手塚さんしかいないかも。幼少のシッタルダ、アッサジ、スジャータ、子どものタッタが何とも可愛い。仏教、釈迦の人生や思念を生き生きと描き、ユーモアやエンターテイメント性を含んだ分かりやすく親しみやすい内容は、堅苦しくなく読みやすい。衝撃的なアッサジの死ぬシーンは恐怖と慈悲の心に泣き、それを目撃するシッタルダの感情に激しく同情し、ミゲーラを看病し続けるシッタルダに泣き、ダイバダッタの嫉妬と不安に人間はそういう所があるなど様々な感情を触発されます。人間は醜い、弱い、美しい、優しい...人間の心は常に一定ではなく、気高く清らかに思える人でも、苦悩と葛藤と共に生きているのではないかなと。けれど、そんな人はやはり光輝く、そして人を癒すものを持っている。それが「慈悲」の心だと思っています...。全ての生きとし生けるものに対する愛は、自分の事の様に傷つく事が始まりなのかなぁ。歩いていて、突然、周りのすべてが輝いていることに気づく瞬間があります。 そういう「世界の息づき」のよう...

PLUTO (2) ビッグコミックス


浦沢直樹 手塚治虫
¥ 550 通常24時間以内に発送
★★★★★

PLUTO (2) ビッグ...
自ら核兵器を所持しているにも拘わらず、新たに他の国が核兵器(大量破壊兵器)を持つことを禁止する...アメリカ合衆国とイラクの間で2003年に行われたイラク戦争をヒントに、ストーリーを展開しいる。 そして、2巻では新たな世界最高峰ロボット1対とウランが登場した。「人を殺す完璧さ」は、明らかにアトムの別作品に出てくる 悪の心を発生する装置「オメガ因子」が下敷きになっています。 善悪両方の心を備えてこそ、完璧なロボットだという。 Plutoはブラック・ジャックはじめ多くの手塚作品を踏まえた描き方で、 子供のころから手塚作品に触れてきた身としてはニヤリとさせられます。 あと、お茶の水博士はどう見ても手塚治虫ですね(笑 同胞たちを「いっぱい」破壊したモンブランが戦争に疑問を持つ逸話は、 この作品の「戦うことの意味」というテーマを象徴しています。 1巻でノース2号が「もう戦いたくない」と語るのと似ています。 そして、戦地に赴くアトムの映像。確かに違和感はあるのですが、 大量破壊兵器としての能力を持つという設定だけに、 こうした泥臭さがかえってリアリティーを与えている気がします。1巻から読んでく...

PLUTO (3) ビッグコミック


浦沢直樹 手塚治虫 手塚真
¥ 550¥ 1¥ 999
★★★★★

PLUTO (3) ビッグ...
手塚治虫は、映画を研究してカットやストーリーに取り入れたということを何かで読みました。浦沢氏もよく似たアプローチを行っているのではないかと今巻を読んで想像しました。アトムの妹ウランは、その愛らしさで絶大な人気がありますが、かわいらしいウランとプルートゥという姿を見せない強大な力の持ち主が出会い。この演出は実に良く考えられたものだと感じ入りました。巧みにコントラストを作り出すことによってスリル感が高まります。役者が揃ってきた感じです。 最近私の身近な人が『ブラック・ジャック』を読み返していて、ふと漏らしたのが、『ブラック・ジャック』って、どの話も短い! という一言。しかも短い印象がない、と…そう言えば、アトムの各編も短い。本作の原作に当たる「地上最大のロボット」もね。 ご存知の方はご存知でしょうが、西原理恵子が『営業ものがたり』の中で、「浦沢ってのは漫画と一緒で話がながいんだよ」と言って散々にコケにしています。本作の第1巻が出た頃、浅田彰もどこかでそんなことを言っていたように記憶します。確か、『PLUTO』なんて、「地上最大のロボット」を読んでおけば済む話で…みたいな、浅田らしい嫌味...

マンガの描き方―似顔絵から長編まで (知恵の森文庫)


手塚治虫
¥ 500 通常24時間以内に発送
★★★★★

マンガの描き方―似顔絵から...
マンガの神様が マンガを語り 分かりやすく解説してくれてる! それだけで歴史的価値観があるのではないでしょうか? いろいろなマンガ家さん達が この本で勉強してきたという事実もあります。 30年まえに読んで感動しましたが、もう一度 買おうと思っています。 漫画なんて描かないし描けない私ですが、かの有名な手塚氏の本ということで読んでみました。 漫画の描き方と言うよりは手塚氏の漫画理論です。 今まで漫画はただ漠然と読んでいたのですが、なるほど漫画の理論とはこういうことなのかと思いました。 本書は1977年に出版されたものの再版なのですが、今の漫画でも通用することばかりに思えました。 手塚氏は本格的に絵画を勉強していないことにコンプレックスがあったそうですが、 画力が高くてもつまらない漫画もあれば、絵が下手でも面白い漫画はあります。 それが何故なのか分かったような気がしました。お世辞にも売れていないけど商業誌で自分の作品が載るようになってもう8年。単行本も2冊出してもらったけど、正直めげてしまいそうなつらいことが多い。そんな時氏のこの本を読み返して勇気を分けてもらう。もう何十回読んだかわか...

Damons 13 (13) (少年チャンピオン・コミックス)


手塚治虫
¥ 420 近日発売 予約可

Damons 13 (13...
・・・

コミッカーズアートスタイル Vol.6―カラーテクニック&サポートクリエイション (6)



¥ 1,890 通常24時間以内に発送

コミッカーズアートスタイル...
・・・

PLUTO 5 [別冊冊子付き豪華版]―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックススペシャル)


浦沢直樹 手塚治虫
¥ 1,600 通常24時間以内に発送
★★★★

PLUTO 5 [別冊冊子...
付録が要らないと言われていますがフォローの意味も込めて浦沢直樹のファンとして書かせていただきます。 たしかに手塚治虫さんのファンの方や、単純にPLUTOだけ読みたいという方には不要な付録であります。 しかし浦沢直樹のファンにとっては今回の付録はかなり嬉しかったのでは!?と思います。 この「Return」という作品、浦沢直樹の初期の短編で短編集にも収録されています。 しかし、短編集では雑誌掲載の都合上本来のストーリーよりも短縮されたバージョンで収録されています。 それがこの付録版では当時の完全版のストーリーが収録されています。 それでこの値段なら私は満足できました。 浦沢直樹の作品というカテゴリーで発売されておりますので、浦沢直樹の貴重な作品を付録にするのは個人的には嬉しい配慮です。 通常版もほぼ同時発売ですので、浦沢直樹ファンの方、たとえ付録が不要でも大きくてカラーページがあるのが読みたい方はこちらの豪華版を、単純にPLUTOが読みたい方は通常版も安くて表紙等綺麗ですのでそちらを購入されると良いと思います。自分は「手塚治虫」ファンで、鉄腕アトムが好きだったのでこの漫画を読みはじめま...

どろろ (3) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)


手塚治虫
¥ 590 通常24時間以内に発送
★★★★★

どろろ (3) (秋田文庫...
最後まで読んでみて、「どろろ」が好きになりました。 タイトルではないです、念の為。(笑) 理由としては、何度もヒドイ目にあってるのに「いひひ」と笑ってる所。 なんでこんなに強いんだろうとほんと驚きます。 同じ性別として尊敬します。 厳しい戦乱の時代でこんなにも強く生きているどろろに出会えただけでも 読んで良かった。そう思える漫画です。 もちろん、百鬼丸も好き。 育ての親である優しいお医者さんに拾われたからこそ、 強さと優しさを持ち合わせたのであろうと勝手に想像し、涙が出ます。 ラストは想像してたのと違ったのですが、妄想好きな私としては 完全な体を取り戻し、「どろろ」と再会して、故郷へ帰ったのだと 自分勝手な想像をしてひとり幸せな気持ちになっています。百鬼丸とどろろの旅もこの巻で終わり。 2人は別々の人生を送ることになります。 百鬼丸が魔物を48匹倒すところまで書ききってもらいたかったのですが、 この含みを残したラストもありだと思います。 手塚漫画としては、メジャーな漫画ではありませんが、面白いです。手塚さんの数すくない(?)妖怪もののマンガとして良く知られていますが、読んでも...

火の鳥 (4) (角川文庫)


手塚治虫
¥ 620 通常24時間以内に発送
★★★★★

火の鳥 (4) (角川文庫)
手塚治虫の作品の中でも最高傑作だと思います。こうゆうマンガを描ける人は二度と出てこないと感じます。感動して、最後のシーンでは何度も泣いた思います。こうゆうマンガを描ける人は本当にすごい人だと思います。手塚治虫の漫画に興味をもつきっかけとなった作品です。 この本を読むまで「手塚治虫の漫画はエンターテイメントを超えて芸術の域に達している。」 という言葉を何回か耳にしていましたが 手塚治虫の漫画を読んだことがあっても、いまいちそれがどういうことかピンときませんでした。 まだ読むのに子どもだったということもあったと思います。 しかし、この本をよんでどういうことなのか分かった気がします。 生き物はどうして存在するのか、なぜ生があって死が存在するのか。 その壮大な問いに無理なくむしろ魅力をもって読む人を引きつけ漫画にして呼びかけているのではないでしょうか… しかも漫画らしくエンターテイメント性もあり読む人をさらに引きつけている感じで、私も入り込んでしまいました。 話の構成も作り込んである感じで本当に火の鳥最高峰のゆえんが少し分かった気がします。 人間のさが、愚かさ、無力さ、少ないですがすば...

MW(ムウ) (2) (小学館文庫)


手塚治虫
¥ 610 通常24時間以内に発送
★★★★★

MW(ムウ) (2) (小...
最初に思ったのはこの言葉です。読み終えた時、愛や正義をモチーフにした天才の手塚治虫がこんな作品を作り挙げたことにある意味での喜びや感動に胸が震えました。一つの計画を自らを犠牲にしてまで成功させる、警察まも欺く青年。このような作品は近年出され社会現象を生みましたが、その原型がこの作品のように感じます。完結。結城と賀来の運命を狂わせたMWという毒ガス兵器。MWに侵され余命の少ない結城の目的は、そのMWを使用し、全人類を道連れにすることだった!?賀来は結城の目的を阻止しようと動き出す。だが、とうとう結城はMWを手に入れた!!軍や警察が入り乱れ、全人類の命を守るため、結城からMWを奪おうと画策する。そして、最後の切り札として、結城の兄・歌舞伎俳優の河本玉乃丞が呼ばれた。結城に瓜二つな彼は…そして賀来は、結城を止め、そして人類を救うことができるのか!?かなり非道な性格の主人公・結城ですが、何故か嫌いにはなれません。この世界のどこかに、きっとMWのような毒ガスがあるんだろうな、と思うと背筋が寒くなります。近い未来の一場面を見ているようでした。ラストのブラックな感じがまた、イイカンジ。手塚さん、や...

どろろ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)


手塚治虫
¥ 610 通常24時間以内に発送
★★★★

どろろ (1) (秋田文庫...
手塚治虫氏の大ファンですが、本作だけはどうも好きになれません。 他のレビュアーさんが内容の詳細は書かれているので割愛しますが、 出てくる登場人物達の悲壮感が他の作品より強い印象を受けます。 1巻は百鬼丸やどろろの生い立ちなどが主ですが、見ていてやるせなくなる。 他の手塚漫画の根底に流れている「人間愛」のようなものが、 本作には感じられないのです。 出てくる妖怪は、なかなか不味に描かれています。 当時流行った妖怪漫画に触発されて本作が書かれていることは有名な話です。 子供が見たら怖がってしまうかも。 始まってすぐに既に15匹の妖怪を倒している所も少し残念です。 少しずつ百鬼丸が成長していくところが見れるのであれば、本当の最初から 見てみたかった感じがします。 最後まで見ればわかりますが、48匹も打ち切りのように終わってしまう本作。 映画化・ゲーム化もされましたが、私にとっては手塚氏タッチの 非手塚漫画の印象は拭うことが出来ませんでした。 映画化されたことであらためて読み返してみた。 時代設定や妖怪漫画としては手塚作品の中ではめずらしい部類かもしれないが、異形の物と人間社会...

MW(ムウ) (1) (小学館文庫)


手塚治虫
¥ 610 通常4〜5日以内に発送
★★★★★

MW(ムウ) (1) (小...
主人公の結城は、毒ガスによって良心のない人間へと、悪魔へと変貌しました。 では、良心がないとは、一体どういうことなのか――その答えは、「迷いがないこと」です。 結城はなんの迷いも、ためらいもなく、男に抱かれ、女を抱き、人を騙し、殺めることを繰り返しました。そしてその結果、世界の存亡を左右する兵器まで手にします。それは、一体何を表しているのでしょうか?それを考えたとき、これが決して、ただのお話でないことに気付かされます。 物語の最後は、決して終わらせることのできない、戦争というもの、良心を捨てた人々のしたたかさを、象徴しているようにも思えます。 救いのない話ですが、だからこその重みを感じました。 読んでいる間の居心地の悪さ、読み終えた後味の悪さと、手塚治虫の問題作と言ってもいい作品。心がほっこりする、あたたかくなる、揺さぶられる、といった感情とは正反対の思いを抱かされる漫画ですが、一方で、主人公・結城美知夫の徹底した悪の魅力に引きつけられる側面もありますね。メフィストフェレス的な「悪」の魔力、「悪」の微笑みのようなもの。そこに、妙に惹かれる雰囲気を感じる作品でもあります...

どろろ (2) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)


手塚治虫
¥ 590 通常24時間以内に発送
★★★★★

どろろ (2) (秋田文庫...
百鬼丸とどろろの旅を描いた第2作目。 1 ばんもんの巻 2 白面不動の巻 3 鯖目の巻 4 地獄変の巻 3と4は話としては繋がっています。 第1巻と違い、やるせないストーリーではなく、 人間味ある登場キャラ達が所狭しと活躍します。 一番好きなのは寺の孤児達の御霊が集まった小僧妖怪。 儚く物悲しい話の連続ですが、読後は温かいものが心に残ります。 物語の最後には、いつもの通り村人たちに追い出されてしまいますが、 人間の猜疑心や異種への怖れを的確に表現していると思います。 1巻に引き続き、妖怪が大変不気味に描かれています。 しかし、それ以上に不気味に魅せているのが人間の本性です。 深読みしすぎかもしれませんが、その対比効果が非常に巧く書かれている作品です。 漫画は読まないようになったけども、映画化したことで気になり購入。初めて読んだ手塚作品だったが、衝撃を受けた。あ、これが漫画か!巷にごろごろしているものの中身の薄っぺらさ!マスコット的絵柄なのにかっこいい。だから疲れないのに引き込まれる。こんな人間くさい漫画かく人がいたんだなぁ…。劇画らしくリアルな絵だったら、サッコンの劇画より...

鉄腕アトム (13) (手塚治虫漫画全集 (233))


手塚治虫
¥ 561 通常24時間以内に発送
★★★★★

鉄腕アトム (13) (手...
鉄腕アトムの多くのエピソードの中でも『地上最大のロボット』は、当然のように「心」を持つと信じられてきたアトムでなく、善悪を知らない高性能ロボットがいかにそれを身につけ「人」として成長し、「人」として死にうるかを描いている。 つまり、アシモフが提唱した有名なロボット三原則のように単純な規則からも「心」は生まれうると。 まず、高性能ロボットがロボット三原則を運用する時に、併せて人間社会の善悪判断を学習していくというシステム設計は効率側面から至極当然であること。 そして、人間社会の善悪判断を学習をするためには周囲からの毀誉褒貶に敏感に反応する判断装置が必要であること。 この作品ではプルートーもアトムも繰り返し毀誉褒貶に晒され、それぞれに大きなショックを受けている。 ウランからワッペンをもらうプルートー、100万馬力を得て人間から「化けもの」と陰口を囁かれるアトム、ひとつひとつの場面が読む人間の「心」を鋭く突き刺し、その瞬間自分の内部で起こったと同じ現象がロボットの回路にも発生していることが痛いほど解る。 この主題は古くは石森章太郎『人造人間キカイダー』によって再び奏でられ、少女マン...

火の鳥 (5) (角川文庫)


手塚治虫
¥ 620 通常24時間以内に発送
★★★★★

火の鳥 (5) (角川文庫)
レオナの生き様は「自分の未来は自分でつかまないといけない」ということを教えてくれる。そしてそのためには強靭な意志が必要だ、ということも。やる気がないとたとえ目の前にチャンスが転がってきても取り逃がすばっかりだ。逆に強い意志を持ち続けているとたとえ客観的に見て狭い道であったとしても、それを乗り越えて自分の夢を実現させることができる。レオナとチヒロの恋が成就したのも彼らが強烈な想いを胸に抱いていたからだ。 未来編に出てくるロビタの成り立ちがわかってしまう復活編。火の鳥は各編が微妙に絡みつつ展開しているので、時々復習しなくてはならないですね。うろ覚えだが、確か「コム」に連載されていたと思う。脳の一部を人工的物質に置き換えたため、動植物を含めて有機物が土塊やとげとげの奇妙な存在にしか見えなくなり、逆に無機物が自然な存在として知覚されるという考えにたまげてしまった。冒頭の灰色のページに、横たわったレオナの身体が横の平行線のふくらみで描かれる(アトムの知覚もこうなのか)。マンガのような視覚芸術にしか許されない、強烈なイメージだった。言葉だけの凡百の哲学的知覚論を一瞬にして葬る、医学者手塚のメッセ...

火の鳥 (2) (角川文庫)


手塚治虫
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★★

火の鳥 (2) (角川文庫)
手塚は、自分のことを「荒唐無稽の漫画家」と言った。哲学・宗教的なテーマが多いからだろうか。未来編では永遠の命を手に入れてしまった、凡庸な主人公がライバルを蹴散らして地球の生命が発生するまで、待とうとする。文明の英知によって滅ぼしてしまった人類の愚かさ。試験管で生み出す生命が、神(永遠)からの裏切りによって死滅していく。 主人公を始め、「ムーピーゲーム」という昨今で言うテレビゲームに興じていく。空想は人間の与えられた力だ。これによって、文明を手に入れることができた。動物よりも余計に考える力があるためだ。 だが、空想だけでは幸せを手に入れることができない。現実を変えてしまわない限り、人類は居ても立っても進歩しないのだ。結局はえなのだ。 そのムーピーによって堕落した主人公は、仮にも教条主義ではなく人間の心を手に入れることができた。うまくつかえば可能なのだ。テレビや新聞がそう言える。しかし、問題は、彼女にしてしまったのだ。 楽園から追放されるように、人類の発生を待った主人公は、ナメクジが人類になってしまった「間違い?」にめげても、なお自分が納得する人類になるまで待った。生まれて初め...